「見て見て、あそこ。3番レジ」 「ん?」 あたしの耳元に顔を寄せて声を抑えて、でも興奮したように美帆が言う。 目の前にはレジがいくつか並んでいて、係の人が立っている番号のランプが点灯している。 今点灯しているのは1番~4番。 そして美帆が言った3番に目をやると、1人の主婦らしき人が忙しそうに商品を左から右へ流していた。 「3番がどうしたの?」 見た限り、何も面白そうなものはない。 「あのレジのおばさん」 「おばさん?」 「誰だと思う?」