南くんの秘密。




どう考えてもこのスーパーと南君は結びつかない。

ただの買い物に付き合わされただけ?


あたしは首を傾げながら、美帆に尋ねた。


「まぁいいから付いてきなよ」

「ここまで来てもまだそれ!?」


早く謎を解き明かしてよ!そんな気持ちを抱えながらも仕方なく、足を引きずるようにして店内に入って行った。


入り口を通過しても美帆はカゴを手に取ることもせず、むしろレジ付近で何やら首をのばしてキョロキョロしていた。

やっぱり買い物じゃなかったのかな……?


それにしても何してるんだろう…

と思いながらも、あたしはすぐ脇に積まれたオレンジを手にとって物色していた。