南くんの秘密。




そのとき


「あ――――――っ!!!!」


美帆が大声を張り上げた。

窓は開いている。きっと静かな住宅街の中に美帆の声は響き渡っただろう。


それを証拠に、外の番犬達が一斉に『ワンワン!』と吠えだした。


「どうしたの?」


あまりのボーリュームに、あたしは思わず耳を塞ぎながら美帆の顔を見る。


「ちょっとおいで――」


何を思ったか、美帆はあたしの手を掴むとそのまま部屋を飛び出した。


え?え?え?

訳も分からず引っ張られるがままに外へ。