南くんの秘密。




ええーっ!?

ちょ、ちょ、ちょっと……

簡単に言うけど…

それって単純すぎない?


「お母さんに気にいられるなんて、南君に好きになってもらうより難しい気がするけど!?」


普通に考えればそうだ。

毎日同じクラス、しかも隣の席にいる南君に好きになってもらうのすら困難なのに、そのお母さんに気にいられるなんてもっての外。


まず、きっかけがない。

しかも、あたしは息子を狙っているお母さんからすれば“ハイエナ”のような存在。


そんなお母さんがあたしを気にいる確率なんてほぼ0に近いはず。

だってマザコンと聞いて思い浮かべるお母さんは、もう息子しか目に入らないような自己中なタイプだから。