「じゃあよろしくな」 スキップでも出そうな勢いで輪の中に戻っていく南君の背中を見ながら、あたしはヘナヘナと椅子に座った。 あれだけ空いていたお腹も、もう満腹になっちゃった気がする。 意気消沈とはこのことだ。 ポンポン―― とあたしの肩に手が下ろされた。 「みぼぉぉ~」 あたしは泣きそうになりながら、その手をすがるように掴んだ。 「残念だけど、今度こそ決定だね。南 蒼斗は正真正銘マザコン男だ」 そう言い切った美帆に、もう反論すら出来ないあたしだった。