南くんの秘密。




「か、彼女、居たんだ」


あたしはガックリと肩を落とし、力なく呟いた。


ガガガッ――…

勢いよく椅子に座り直したことで、鈍い音を立てて椅子は後ろに下がっていく。


そうだよね。

居るよね。


南君はただ彼女のことを隠していただけなんだ。


南君の彼女だもん。

周りからヤッカミ何かを浴びない様に、きっと必至で隠し守ってたんだ…