ガタッ…
音を立ててあたしは身を乗り出した。
まるで推理小説が解き明かされ行くかのようにゆっくりと言葉を紡いだ美帆に、あたしの胸は早くも音を立てた。
バカか天然か。
なんて仮にも好きな人にそんな気持ちを抱いてしまったあたし。
南君の名誉の為にも、れっきとした理由があるなら早く知りたい ――
「さっきのはメールは陽子からで"南 蒼斗のとっておき情報があるから来い"って内容だったのよ」
「陽子ちゃん?」
その子は確かA組の子で、美帆と同じ中学出身の子。
「うん。でね、陽子の部活の先輩が面白いもん見たらしくそれが南ネタで。だからあたしも便乗して行ってきたってわけ」
「その先輩のところに?」
「そう!」



