「あたしは…あたしはそんな南君が好きなんだから――…っ!!」 目を瞑って最後は叫ぶ様に。 「……南君が…すき…――」 今度はポツリと、自分自身に言い聞かすように地面に向かって呟いた。 シーン…… 目を瞑っているせいか、神経が研ぎ澄まされてやけに周りの状況がリアルに伝わってくる気がした。 周りは誰もいないかの様に静かで、それでも沢山の視線があたしに刺さっているのを感じた。 やだ。 あたし、南君にじゃなくてこの人達に向かって言っちゃった…… 予想外の不覚の告白に、我に返る。