南くんの秘密。




南君は心配そうにあたしの顔を覗き込んだ。


ここに貼ってあるのは2年生の絵。


南君は“佐々木さん”を探しているんだ。



――――絶対絶命だ!!!!


お母さんが南君に話すことを予測してなかったわけじゃない。


けど、南君が“佐々木さん”を探すなんて。


ましてや、そんな感情を抱くなんて考もしなかったんだから。



「だ、大丈夫」


顔を壁に戻してガン見して。

そして


「聞いたことないなぁ……」