その言葉に、ある予感が走る。 そして次第に難しい顔になり放った言葉。 「2年生の佐々木さんって人、知ってる?」 ……っ。 心臓が止まるかと思った。 み…なみ君……? お母さんが家であたしの話をしていてもおかしくない。 どれだけあたしのことを肥大して話してくれているかは分からないけど、 南君はあたしが偽ってる“佐々木”という架空の人物をまさか好きになった、とでも…… あたしは言葉も出ずに、南君の顔を呆然と眺めた。 「佐藤?」 「あっ……」 「どうした?顔色真っ青だぞ」