今日も君に翻弄される。

「!?」


瞬間。

口内を、とんでもない激痛が襲った。


「何してるの……!」

「ごほごほっ、ごっほごほ、」


ごっほごっほ、勢いよくむせ、水筒を取り出すわたし。


元々からいものに耐性がないので喉が焼けている。

どうしよう、痛い。

痛いを通り越して熱い。


うああ、涙出てきたよ。


和泉くん、と呼びかけたはずが、かすれて濁音にしか聞こえない。


背中をさすってもらいながら、何回も水を飲む。


なに、この誰も幸せになれない飴は。


「これ……、なに、あじ……?」

「……ハバネロ」


息も絶え絶え、むせまくる。


ごめんね、本当ごめん、と和泉くんは何度も謝ってくれた。


「パッケージ見たら、いらないって言われると思ったんだ」


和泉くんとしては、ちょっとからかうつもりだったらしい。