今日も君に翻弄される。

「どうする葵、嫌なら今すぐ帰ってもいいけど」


不機嫌な様子に、和泉くんはあんまり騒がれたくないんだな、と当たり前のことを思う。


少なくとも、来て早々こんな提案をするくらいには、嫌っているらしい。


「嫌じゃないよ、和泉くんの部活だもん。実験したいし」

「大半はその後にもらえるお菓子への興味でしょ」


心につきささる事実。


くすのき あおい は しょっくを うけた!


くすのき あおい に 20000の だめーじ!


ぐっ、と涙目をこらえる。


「もちろんそれもあるけど……!」


いくら機嫌が急降下中だからって、言っていいことと悪いことくらいあるんだからね!


和泉くんの冷めた表情は変わらない。


「じゃあ僕の白衣が見たいとか言うんでしょ」

「え、何で分かったの!?」

「(やっぱりそうなのか……)」