あたしは、その手を取った。 玲「よし。そこに車止めてあるからそこにいくぞ?」 百「・・うん」 こんなに・・・手って温かいんだ・・。 家族も温かいんだろうな・・。 あたしの家族だって昨日までは温かい家族だったのに・・。 考えるだけで涙が出てきそうになった。 玲「ん?泣いてんのか?」 百「っ・・・」 あたしは、涙を堪えるのに必死で答えられない。