のぞいたその面は、男性にしては綺麗と言える顔立ちだ。 「いや、ごめん。ちょっとした眩暈、よくあるんだ。……ありがとう」 儚げに言葉を口にし、青年は立ち上がった。 涼音と苺花も、釣られるように手を離した。 「大丈夫……かな……」 歩いて行く青年を見送り、苺花が不安げに呟いた。 途端。 「ちょっと!」 またもや青年がフラフラと座り込んだ。