月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】



「勿論、苺花やいっと、タスクや麻菜や鹿の子や――私が友達だと思っていて、

同じように気持ちを伝えてくれる子は、私にとってはこの命より遙かに重い」



「―――……」



「空緒さん、あなたに何を言われようと、どんな危害の可能性があろうと、

私は麗音のためにあなたを説得し続ける。

必要があったら、高河の若月まで乗り込みますよ」



「! 涼音さんそれは――
「涼音! 兄貴!」
 



涼音の言葉に驚いた空緒が言い募ったとき、二人の間に大きな影が落ちた。