きっと、麗音には助けたとかそういう意思はないのだろう。 だから、自分の命は押し付けない。 「……ねえ麗音、何であの時、あそこにいたの?」 竹の子のしいたけも、松茸も季節ではない。 どうしてあんな山の、深いところにいたんだろう……。 ずっと訊きたかったけど、訊けないでいたことは涼音にもある。