何だか空気がおかしい。 もしかしてもう既に苺花まで対象にされているのかと疑ったが、空気はそわそわしている風におかしいのだ。 「涼音、あれ……」 苺花がそっと指を持ち上げ、校門の方を指さした。 「あ」 「あっ」 涼音がその存在に気づくのと同時に、相手も涼音に気づいた。 「涼音―っ!」 ぶんぶん手を振って笑顔全開な麗音だった。