<完>孤独な姫さんは世界一の総長 上



紀優side








ーーガチャ





あぁ・・やっぱり屋上は涼しい・・





日差しも暖かく・・私を癒す感じだ・・。





眠い・・。





私はその場に寝転がって意識を手放した。





ピクッ


・・誰か来る。





私は起き上がって、屋上の端に隠れた。





私は、あの事件から人の気配に敏感になってしまった。




そう。あの事件から。姉貴が、いつだか・・あの事件の前にも事件があったといっていた。





でも、あの事件の前の事件は私は知らない。姉貴が聞かせてくれなかったから。





まぁ・・別に興味ないけどね。






・・来る。





その時







ーーガチャ