殺してあげる


こいつ、怖い。

なんでこんなにも………

恥ずかしくて顔が真っ赤になってるだろう。

でも、くやしいけど、言い返せない。

こいつ。

怖い。

目が、笑ってるその顔が怖い。


「ぜんぜん反対なんですよお、サトミサマ。分からないことは知ったかぶらないで分からないって言わないと。
バージンなんだから、私やり込めてます態度とったってね、
そんなメッキ、分かるひとにはすーぐ分かっちゃいますよ。
高校生のワタシにだってね」

「高校生なの?」





「勘違いバカ」







………なに…………それ。


「みーんながそう思ってますよお。サトミサマのクラスメイト? みーんなそう思ってるんですってよ」
「う………」
「うそじゃないですよ。加穂留、嘘は嫌いですから」
「あんたに、あんたにそんなのがわかるわけないじゃん」
「分かるんですよ。うふふ」
「なんで、なんで分かるの、ありえない」
「友達がいないのは、そんなことしてるからなんですよお。
上から見ちゃったら誰だっていい気はしないっていうかあ」
「……くっ」
「だから、死にたくなっちゃったのかなあ? 話し合える友達もいないしぃ? 認めてほしいのにだーあれも相手にしてくれないし。ぜーんぶサトミサマが悪いのにね」
「なっ……」
「で、そっち方面に助け求めちゃった? とか?」
「………」

「キクカワ、回して」