何食わぬ顔をしてビデオカメラを設置し、キクカワと話ながら淡々と作業をこなしている。 「助けてくれ、なんでもするから」 「……………」 「か、金はないけど、そうだ、俺なんでもやるし!」 「……………」 「なんでも、なんでも汚いことでもなんでもするから!」 「ほんとうですか?」 「もちろんだよ! だからっ……」 「では、静かに死んでください。それが加穂留のお願いです」 サメが回り始め、檻に体当たりを始めた。 真っ白い目が不気味で、半開きの口から覗く鋭い歯は恐怖でしかない。