殺してあげる


あの人たちがどこにいて、何をしているのかは謎だ。

ただひとつ言えることは、あのサイトへ迷い混むことがあったら加穂留とキクカワは必ず現れる。

そして、今の私たちのように逃げられなくなる。

私たちは今、お互いをお互いに監視していて、少しでも危ない行動をとれば即刻通報される。

でも、それも最初のうちだけだった。今では相手の顔を見たらだいたいの感情やなんかが分かる。

死にたくなる前に解決策を見つけることができるまでになった。

三人とも同じ気持ちになり、同じ経験をしたことも仲間意識の繋がりになっているんだと思う。


それに、私たちは既に後がない。

この生活を続けていくほか進む道が無い。

これから先どうなっていくのか分からないけど、もしもまた死にたいと願えば、その時はあの殺され方で苦痛に泣き叫びながら殺される。あの苦痛と恐怖を味わうなんて、そんなこともう二度とごめんだ。


そう思うと、今がどんなに苦しくて嫌でも生きていこうと思う。

生きているのは死ぬことより楽だ。
どうにでも転がることができる。

だって、この辛さがずっと続くわけじゃない。


雨はそのうち上がる。


それに、辛いと思っていたことも別に大したことじゃないって気づいた。

いじめられていたりもしたけれど、そんなもん相手にしなければいい。

人にどう思われるかなんて、そんなもん考えなきゃいい。

自分の人生なんだから、迷惑をかけない範囲で楽しめばいい。

やりたくないことはやらなければいい。それにストップをかけるのは自分だし、なぜそうなるのかを考えれば答えは簡単に落ちてくる。



それがわかってくると、自然と笑みが顔に浮かぶ。