殺してあげる


毎朝することがある。
毎朝、お互いを監視した昨日の記録を加穂留にメールをすることだ。
殺さないかわりに報告をする義務が私たちにはある。
私が裏切り行為をはたらいた結果、二週間に一度の報告の約束は毎日になった。
それでもこの二人は私の中身はおかげで今生きていることができるからと、笑ってくれた。

これを一日でも怠ると、すぐにキクカワから連絡が入る。

生きたまま死んだようなあの男に会うのが怖くて、例えひどい熱があっても連絡だけは入れるようにしていた。

それさえ守ればあとは自由。

昔と変わらず学校へ行って、退屈な毎日を消化する。

登校して勉強して、昼になってお弁当を食べて、眠いのを我慢して午後の授業を受け、放課後になったらうちへ帰る。

つまらない毎日が始まる。

ただ変わったことと言ったら、アイコさんとユウダイさんと一緒に生活をすることくらいだ。

奇妙に映るだろうけど、でも関わるすべての人は納得していて、どこまで根回しがいいんだろうと怖くもなった。