殺してあげる


車内に白い煙。

運転席、助手席には仕切りが入り、その仕切りを叩く二人の目には涙が浮かび、煙を吸い込まないように手で口を覆っているけれど、それも時間の問題。

力任せに叩いているけど、開くことはなく、ただ真っ赤に染まるだけ。



そのうちに煙のおかげで二人の意識はなくなってきて……




『こうなるのはこちらも計算済みなんです』





私の声を聞きながら、深い眠りに落ちていくだろう。






目が覚めた時にはきっと……