殺してあげる


「でも、俺は……喰いたいんだ」
「こいつらはダメだと言ったでしょう」
「約束と……」
「私たちの約束なんか、無いものと思いなさい」
「……」



「これはこれは失礼しました。

それではみなさんには最後のチャンスをお約束します。

サトミサマに感謝してくださいね。サトミサマのおかげでみなさん、助かるんですから」




最後のチャンスとは、とても簡単で単純なことだ。




三人が一緒に住むこと。それだけ。


それから、二週間に一度、それぞれがそれそれで私に相手のことを報告すること。




「なんだ、そんな簡単なこと」
「そうでしょう」



とても簡単なこと。




「でも」




そんな簡単にするわけがないじゃない。

それじゃ何も面白くない。




「みなさんはまだまだ私の監視下に置かれているということです。つまり」




より有益な情報を持ってきた者にはその都度ポイントが入り、自由になるためのチケット代金になるということです。