「いったい!!!」 手首が熱くなった。 息を飲み、目を見開いた。 真っ白い入浴剤の入った浴槽に落ちる赤い玉。 ポタリと音を立て、小さい水しぶきを上げて落ちる。 ピンク色に変わる湯の色。 すぐに白く戻って、何もなかったように静まる。 手首に視線を戻すと、真横に一筋の赤い線。 呼吸が早くなる。 くるしい。クルシイ。苦しい。 手首に力を入れると涌き出る血液。 咄嗟に力を抜いた。 滴り落ちる血液は連続的に白い湯に垂れ、ピンク色に染めた。