真っ白い部屋はあっという間に羽根一面になり、
ただ、まん中に不自然にあるモノの周りの羽根だけは、
ヌレテいるようで、羽根先だけ揺らせ、そこから飛び立つことはなかった。
映像は部屋を一周すると、まん中へ移動し、画面の中央、赤黒くなっているモノのところへと寄る。
コツコツと響く靴音と共に上下に揺れる映像。
近づく度にはっきりと、鮮明に映るモノ。
舞い落ちる羽根。
赤黒く変色しているそれは、布にくるまれていた。
べっとりと染みでているそれが『血』だということが次の映像のおかげで分かった。
人の脚がはみ出ていたから。
両方のふくらはぎが布からはみ出ていて、足の指は大きく開かれていて、
ふくらはぎは膝裏まん中からアキレス腱にかけて切り開かれている。

