「……そうなんだ。確かにここって人通りないもんね」 なんだか急に私達以外に誰もいない空間が何だか怖く感じた。 神田さんは笑みを浮かべているけれど、それは心から笑っているようには見えない。 倉木さんと山西さんはニタニタと何かを企んでいるかのように笑っている。 ……嫌な予感がする。 この場からすぐに去りたくなった。 「ほら、水瀬さんも座りなよ」 「え?」 倉木さんが勢いよく私の背中を押した。 その拍子に転んで階段の角におでこをぶつけてしまった。 じんじんとおでこが痛む。