「アカツキ、ここどうやって解くの?」

『ここは、前にも教えただろ。思い出せば出来ることだ』

「ねぇカラ、この情報なんだけどさ」

『これ?これはねーー』

「私の事よりも、何で二人にも妖精がいるの?!」

ここ数日で、晶と沙弥佳にも妖精が存在していることを知った。

「あれ?言っていなかったけ?」

「聞いてないよ?!」

てっきり自分にだけ、妖精が存在するんだと思っていた。

「だって、望美に言ったところで信じなかったでしょ?」

「そ、それは……」

沙弥佳の言う通り、二人に『今ここに、妖精がいます』なんて言われたら、絶対信じなかったと思う。

「二人はいつ妖精が生まれたの?」

晶と沙弥佳は、お互いに顔を見合わせて言った。