「楽しそうで良かった。やっぱり、こっちだと安心出来るわね」

「う、うん」

その後も、学校についての話をした私は、早く夕食を食べ終えて部屋へと戻ってきた。

「はぁ……」

「金平糖、美味しかったのじゃ」

ルルは、宙を浮きながら大きくなったお腹をさすっている。

「ルルは、自由で良いよね」

私とはルルは、生き方が違うから。

「自由?」

ルルはポカンとした表情を浮かべると、私の隣に飛んでくると言う。

「私は、自由じゃないのじゃ」

「え?」