妖精の心を貴方に

「ごめんね、ハヤテには色々と迷惑かけて」

「別に、迷惑何て思ってないよ。俺は今、ルルが目の前に居てくれていることが、凄い嬉しいんだ」

「ハヤテ…」

「なぁ、あの時の返事を聞かせてくれるか?」

「えっ!」

ルルの頬に赤身がさした。

「ちゃ、ちゃんと言ったよ。大好きだよって……」

「もう一度、ちゃんと聞きたい」

ハヤテは、私の近くまで来ると、私を抱きしめてくれた。

「もぅ、どこにも行かせないからな」

「それ、私の返事を聞いてからにして」

「そうだな」

私の答えをもう一度言うなんて、凄い恥ずかしいけど、ちゃんともう一度。

「私は、ハヤテが大好き!」

「俺も、ルルが好きだよ」

そして、私達は再び抱きしめ合った。

「ルル!」

「望美!!?」

美術室に荷物を取りに行っていた二人が帰ってきて、望美は私の名前を呼んでくれた。

もぅ、私の存在は曖昧な存在じゃなくて、ちゃんとした存在、友情の証。

「ただいまなのじゃ、望美・ハヤテ・奈津!」

これからも、望美達の隣で笑いあって行けたらいいな。