妖精の心を貴方に

そんなルルが面白くて、私達は笑ってしまった。

「な、何で笑うのよ!」

「ううん、何でもないよ」

「ルル…」

「ハヤテ…」

ルルとハヤテは向き合った。

「それじゃぁ、私は帰るとするよ。二人の邪魔をしては何だしな」

「ヴィーナス、本当にありがとうございました」

ヴィーナスは、軽く微笑むと同時に、姿を消してしまった。

「これで、本当の意味で終わったな」

「そうだね…」

気づけば、辺りはすっかり暗くなっていて、夜空には沢山の星が輝いていた。

「あっ!そうだ私荷物美術室においたまんまだった」

「取りに行くか」

「うん」

私達は、ルルとハヤテの方を見るけど、二人にはまだ話すことが残っているみたいだったから、私と奈津は静かにその場を離れた。