妖精の心を貴方に

「俺は…、まだお前に言っていないことがあるのに、ここで居なくなるなんて、ふざけるなよ…!」

「言いたいこと…?」

私の体は、徐々に消え始めているけど、私の頬にハヤテの目から溢れた涙が伝った。

「俺は、お前が好きだよ…」

「!」

その言葉に、私は目を見開く。

ハヤテが、私の事を好きって。

「初めてあったあの日から、俺はルルが好きだったよ」

「それは、つまり一目惚れ…?」

「そうだな、一目惚れだ。だけど、最初の頃は、そんなの認めようとしなかった。だけど、お前と居ると凄く楽しくて、ずっと側に居たいと思えるようになって、俺はルルへの好意を認めた」

ハヤテの気持ちは、凄く嬉しかった。

自分は、ハヤテの事をどう思っていたんだろう…。

でも、ハヤテの気持ちには答えてあげられない。

「ありがと…ハヤテ、でもごめんなのじゃ。私が消えたら、皆の記憶の中から、私との思い出は全部消えるのじゃ」

「えっ!」

そして、私という存在した記憶が消えれば、ハヤテが私を好きという気持ちは、完全に消える。

「じゃぁ、俺の想いはどうなるんだよ…。そんなのってないぜ…」

「ごめんなのじゃ、ハヤテ…」