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「…ルル?!!」
やばい、この姿をハヤテに見られてしまった。
逃げたい所だけど、私の全身は酷い痛みのせいで麻痺してしまっている。
「お前…、どうしたんだよその体?!」
「な、何でも無いのじゃ」
それしか、ハヤテに言えない。
今更詳しく説明したところで、状況は何も変わらないから。
「ルル!」
ハヤテは、私の元へと来ると、私の体を抱き起こした。
「何で何も言ってくれなかった!こんなになるまで何で…」
「言えないのじゃ…、皆に迷惑がかかってしまうから、私一人で解決したかった…」
「誰も迷惑になんて思う訳無いだろ!今すぐ望美の所に連れて行ってやる」
ハヤテは、私の体を抱きあげようとしたが、私は左右に首を振った。
「今行ったところで、遅いのじゃ…。望美の元に着くまで、私の体は消える」
「消えるって…、嘘だろ…」
「嘘じゃ無いのじゃ。前に私は、望美の絵を描くことが好きな気持ちから、生まれたって言ったじゃろ?」
「あぁ…」
「あれは、違うのじゃ。私の存在は、望美の絵を描くことが好きという、曖昧な気持ちから生まれた…。だから、曖昧な私は長くは生きられない」
こんな事、ハヤテに話しても仕方ないのに、何でハヤテに話してしまったんだろう…。



