「そう…、なんだ…」

私は、横目で夢咲の姿を見たけど、前とだいぶ印象は違っていた。

長かった髪は、ばっさりと切られてショートカットになっていたし、ちょっと雰囲気も変わった感じがする。

でも、まだちゃんと夢咲の顔は見れなかった。

「ここじゃ何だから、場所移して話さないか?」

「うん」

「ちょっと…、待って」

私は、まず始めに夢咲と向き合わないといけないから。

「皆を呼ぶのは、もう少し待ってほしいの」

「え?」

私は、震えるの中にネックレスを握り締めて、夢咲と向き合った。

「最初は、夢咲と話したい」

「私と…?」

私は頷く。