妖精の心を貴方に

【望美】

「よし、こんなもんかな?」

奈々美さんとおばあちゃんに着付けされた自分の浴衣姿を、私はまじまじと見る。

「これが、私なの?」

「望美!可愛いのじゃ!」

「ルル…?!」

すると、いつの間にか私の隣にルルが居た。

「もぅ、何処に行ってたの?」

「この家の中で甘い食べ物を探してたのじゃ」

じゃぁ、先に帰ったってことは、お腹が空いたからってこと…。

「ルル…、さっきはごめんね」

「何がじゃ?」

「ほら、私さっきルルにキツくあったじゃない?」

「あぁ!そんな事別にいいのじゃ」

ルルは、そう言うと私の右肩の上に座った。

「それに、望美は向き合うと決めたじゃろ?私は、それが嬉しいのじゃ」

「ルル…」

ルルは、ずっと私の側に居てくれて、励ましてくれたよ。

ありがとルル。