妖精の心を貴方に

その笑顔を見たら、自然と私も笑顔になれた。

「笑った!」

「私だって…笑うよ?」

「だってさ、さっきまでお前この世の終わりみたいな顔してたからさ」

この世の終わりか、確かにそう思っていた。

「で、何があったんだよ?」

「また同じ質問…」

この人に話しても、何もないのに。

「良いだろ?俺が聞きたいんだから」

「俺が…?」

不思議な人だな………。

「さっきも言ったけど、私死のうとしたの」

「何で、死のうとした?」

「私は、生きている価値なんてないから」

「え?」

男の子は、驚いて目を見開く。

「最近この辺で、交通事故があったの、その事故に巻き込まれのが、私の両親…」

男の子は、黙って私の話を聞いてくれた。