それから、数日後――――

私は、お昼頃に学校へ登校した。

教室へ入ると、私の姿を見て驚く人達が居た。

(当たり前か…)

髪はばっさり切って、目には眼帯、手には包帯巻いてるし。

私は、皆の視線を気にせず、自分の席へと座る。

「あっ!望美!!」

夢咲の声が聞こえて、ビクッとなるけど、私は眼帯をしていない方の目で、夢咲を睨みつけた。

「………」

もちろん、返事はしない。

「どうしたの?その包帯と眼帯、もしかしてコスプレ?」

「!」

こいつ…、私にした事を忘れてるような口調だ。

「髪までばっさり切ってるってことは、もしかしてイメチェ――」

腹が立った私は、夢咲の胸ぐらを掴んだ。

私の行動に、皆の視線は私達へと集まる。