妖精の心を貴方に

「おい聖夜…、望美と話すのはその辺にしろ」

「何でだよ…、それに奈津まで名前で呼ぶ気かよ」

「当たり前だ、お前は俺の事名前で呼んでるし、望美もお前の事名前で呼ぶんだから別にいいだろ」

「まっ、別にいいけど。奈津お前もしかして嫉妬でもしてんのか?」

「は、はぁ!」

図星を突かれたのか、奈津は顔を赤らめて言う。

「そ、そんな訳ないだろ!つーか聖夜早く帰れよ!」

「はいはい、邪魔物は消えますよ」

「またね、聖夜」

「おう、またな望美。あっ、そうだ良かったら祭り来いよ、俺の神楽の姿見せてやる」

「神楽?」

神楽って、一体なんのこと?

「神楽と言うのは、神降ろしとも言われておりまして、祭りの始めに神を出迎えるため、舞を踊るのです。それが、神楽というのです」

「へ〜、そうなんだ」

「しかし、本来神楽は女性の巫女様が踊るものなのです」

「じゃぁ、聖夜が踊る必要ないんじゃ?」

「聖夜様は、大國神社の跡取り様、男であろうが女であろうが踊っていただきます」

シビルさん、意外と厳しいですね。