妖精の心を貴方に

「全く、騒がしいものですね」

「えっ?」

ルルたちの方へと視線を向けるけど。ルルとハヤテは左右に首を振る。

「じゃぁ、誰が」

「私(わたくし)です」

すると、私の目の前に巫女服姿の女の子の妖精がいた。

「よ、妖精!」

「「えっ!」」

さっきまで言い合いをしていた大國君と奈津が、こっちを見る。

「なんだ、あんたらも見えるのか」

「み、見えるよ、私達にも妖精が居るし」

「ふーん。でっ、何の妖精なわけ?」

「まずお前からだろ」

「はぁ、仕方ないな。シビル自己紹介しろ」

「はいはい、分かりました」

巫女服を着た女の子は、一度咳払いをする。

「お初にお目にかかります、聖夜様の巫(かんなぎ)の妖精、シビルでございます。以後お見知りおきお」

礼儀正しく自己紹介をしてきたので。

「こ、こちらこそ、よろしくお願いします」

私は、深く頭を下げる。