妖精の心を貴方に

「な、何でお前がこんな所にいんだよ!」

「別に…、ただこっちに帰って来てるだけだけど」

でも、今さっきの私達の様子見られたんだよね。

頬が一気に赤くなる。

「まぁ、やっとくっついたのは良いけどさ、場所を考えなよ、この真昼間からこんな所でイチャついて」

「い、イチャついてなんかねーよ」

この二人、前の試合で仲が深まったように見えていたけど、仲良くないのかな?

「それより、君たちは何でここに居る?」

「え?」

私と奈津は、顔を見合わせた。

「もしかして、祭りにでも来たのか?」

「祭りって、日曜日にやる祭りのことか?」

「そうだ、大國神社でやるお祭り」

「大國神社って、もしかして」

「あれ、言ってなかったけ?俺の家はあそこ」

大國君はそう言うと、さっきまで私がいた神社に指を指した。