妖精の心を貴方に

「急に言ったぞ」

「直球だね…」

後ろの方では、ハヤテとルルが何かを言っているようだったけど、私の耳にはそんな事聞こえない。

今の私の中には、「好きだ」という言葉だけが、繰り返し聞こえている。

だけど、奈津は真剣な表情で私の返事を待っている。

(そっか、奈津女の子に告白するの初めてなんだ)

そして、私が初めての女の子。

「奈津…。凄い嬉しい」

「じゃぁ…」

私は、自分の手を奈津の手に絡める。

「私も…。奈津が好き!!」

「まじか!すげぇ…、やばいんだけど…」

「え?何で?」

奈津は、自分の髪をわしゃわしゃとかき混ぜる。

「何て言うか…、好きな子と両想いになると、こんなにもドキドキしたり、嬉しくなったり、恥ずかしくもなるんだと、そう思ったんだ」