妖精の心を貴方に

「お前が転校した日、俺達凄い後悔したんだ」

「何で、望美ちゃんを助けなかったんだろう、力になってあげられなかったんだろうって、後悔したの」

今更だと思った。

今更そんな事言われたって、何て言えば良いのさ、二人は私に許して欲しいって思ってるの?

「だからさ、俺達望美と「今更遅いよ」」

私は低い声でそう言う。

「望美ちゃん…?」

「今更謝ったって遅いよ、謝ろうとしたって、消えない傷はあるし、戻って来ない人も居るんだよ…」

気づけば、私の目からは涙が溢れる落ちていた。

そんな私の姿を見て言葉に詰まったのか、二人は私から視線を逸らした。

「お父さんとお母さんが死んだのは、二人のせいだなんて思ってないよ。だけど、二人は私の味方で居て欲しかった!!ずっと親友で居て欲しかったんだよ!!!」

お父さんとお母さんが亡くなったあの日、二人は学校へと向かっていた。

私が虐められていること、紀葉と啓太が言ったらからだ。

だけど、学校に来る途中、信号無視の車に跳ねられて二人は即死。

二人が死んだのは、私のせいなの。