【望美】

「ここが川原か!涼しいのじゃ」

「そうだね」

川原は太陽に照らされて川原は輝いていて、私達の周りに静かに風が通り過ぎる。

「望美、次どこに行くのじゃ?」

「次?うーん」

次によく遊んだ場所といえば。

「神社に行ってみる?」

「行ってみたいのじゃ!」

「じゃぁ、行こっか」

川原を後にして、神社へ向かおうとしたとき、誰かの視線を感じた。

「ん?」

もう一度川原へ視線を戻したとき、小さな女の子が目に写った。

「女の子?」

綺麗な金髪を靡かせ、白のワンピースの服が風に揺れる。そして、紫色の瞳で私を見つめている。

(あんなところに、女の子何て居たっけ?)

さっき見たとき、居なかったはずなのに。