妖精の心を貴方に

バスに乗って数分、俺達はバスから降りて歩き出す。

「そろそろなのか?」

「そうだな、確かもう直ぐなはずだが」

記憶が曖昧なため、周りの景色が変わって見える。

「久しぶりだからね。でも、この辺は変わってないなー」

「俺は変わってるように見えるけど」

「変わってないわよ、だってこの辺でよくサッカーしていたじゃない」

「そうだっけ?」

考えみればそうだったかもしれない。それに、確かもう一人誰かとサッカーをしていたような。

「ほらあそこ」

「おぉ!見えたぞ奈津」

「分かってるよ」

そんなにはしゃがなくてもいいだろハヤテ…。

「おじいちゃんのお隣の家はね、お母さんの同級生の家だったのよ」

「へー」

母さんの同級生か…。