妖精の心を貴方に

「絵が好き」という気持ちは、失わせたくない、望美は幼い頃から絵を書くのが大好きで、今はその気持ちを忘れている。

だけどいつかまた、その気持ちに気づいたとき、私はまた生まれてこれる。

望美の「絵が好き」というはっきりした気持ちから。

でも、今はそんな事を願うより、望美が過去と向き合う事を応援したい。

残りの三つ、望美が向き合わなくちゃならないものが、全て終わったとき、その後は私は消えても構わない。

私は、光が射し込む窓に視線を向け、茜色に染まる夕日を見上げる。

「そういえば、私が生まれたのも、ちょうど夕日が出ていたっけ?」

あの夕日や、望美たち、ハヤテ達と過ごせる日はあまり無いけど、悔いが残らないように、残りの数日を過ごそう。

私は、袋から金平糖を出して、また一口口に運んだ。