そして、今に至るんだけど。私の中では、あの絵を何処で拾ったのか気になってしょうがない。

奈津も何か考えいるのか、ずっと黙り込んでるし。

(もー!何の話をすれば)

「なぁ……、望美」

「え?」

心のなかで頭を抱え悩んで居たところ、奈津が私の名前を呼んで我に返った。

「な、なに?」

「あのさ、俺休んでるせいでノート取れてないだろう?だから、俺が学校に行ったら、ノート見せてくれないか?」

「うん、その事なら任せて」

「あ、ありがと」

奈津は、安心した表情を私に見せると、また直ぐに顔を赤くした。

「玲緒達どんな感じだ?」

「うーんと、普通かな?部活も行ってるし、夜城君も史絵とラブラブだし」

「そ、そっか」