視線を逸らした時、私の目に破かれた紙が目に入ってきた。

(何あれ?)

勝手に見てはいけない気もするけど、やっぱり気になるっていうか、あの破れた紙、何処かで見たことがあるような気がする。

その紙一枚を手にとって見てみるけど、バラバラになっている為、何が書かれている分からなかった。

「なんだろ?絵みたいな気もするけど」

残りの破れた紙を手にとって、その破れた紙を繋げて見る。

(え!)

紙を繋げて見ると、それは一枚の絵だったけど、私の中では「何で?!」という思いと、「恥ずかしい」という思いが同時に現れた。

「こ、これが何でここに?」

「望美?どうしたのじゃ?」

「何かあったか?」

ルルとハヤテが私の側に来て、その絵を見る。