妖精の心を貴方に

頼ってもいいのかな?

私は、小さい頃から誰にも頼らずに生きてきた。

急に人に頼ることが、私にできるだろうか?

「でも、私が望んでいるものに姿を変えるってことは、私が絵以外のものを望んだら、ルルはまた姿を変えるんでしょ?」

「それは、心配いらないのじゃ。その時はその時で、また違う子が望美を支えてくれるのじゃ」

「そ、そうなんだ」

てことは、もしかしたら私の中にまだ妖精が居るってことなるよね……?

なんか、考えただけで鳥肌が……。

「望美」

「な、なに?」

「これから、よろしくなのじゃ」

可愛い笑顔でそんな事言われても、これからどうすればいいの?