妖精の心を貴方に

「よっと」

今は、私の机の上でサッカーボールを頭の上に乗せている。

「よく落ちないよね」

「当たり前だろ、俺はサッカーの妖精だぜ」

ハヤテの近くでは、ルルがハヤテのことを観察していた。

「お前こそ、絵ばかり描いて飽きないのか?」

「絵を描くのは楽しいよ、今度ハヤテの姿描きたいな」

「お、俺は別にいいよ……」

ハヤテは、頬を赤くしながらボールを両手に取る。

「良くないよ!私が描きたいんだから描かせてよ!!」

「ルル、嫌がっているだろ」

すると今度は、ルルたちの側にアカツキが来た。

「アカツキ!?」