妖精の心を貴方に

今私がどうとかって……。

「望美ー、早く行くのじゃ」

「そ、そうだね。奈々美さんが心配するからね」

奈津の事は心配だったけど、その日私は家へと帰った。

そして、奈津が風邪で休んで三日が経ちました。

「まだ小早川さん、治らないみたいですね」

「あの体だけ丈夫そうに見える小早川がねー、まさか風邪ひくなんて」

「あ、あはは…」

沙弥佳と晶は、奈津のことどう思ってるのかな?

「奈津君だって風邪ぐらいひくよ〜」

「玲緒だって、風邪ひくし」

「神無月さんと小早川さんを比べたら、駄目なような気がするのですが」

奈津が風邪で休んでからも、奈津の契約妖精であるハヤテは、学校に顔を出していた。